台湾基隆市になぜ岡山県人が住んでいるのか?

私は岡山県倉敷市出身で、2007年3月に岡山を離れ台湾の北東にある港町、基隆市に住んでいます。 台湾でのサラリーマン生活で感じた個人的な感想をブログで書かせていただいています。

Tag:老板

これは台湾でも有名な栄養ドリンクのコマーシャルです。
台湾のお客さんの要求はとどまることを知らない

台湾の飲食店では、このコマーシャルのようにお客が料理の味付けなどに非常に細かく注文を出すシーンによく出くわします。

例えば「たまねぎ抜いて」「氷抜いて」「味薄め」「こしょう抜いて」とかいった感じです。

気が弱く、妙に相手の反応を気にする僕にはさすがにそんな無茶は言えません。それどころか「僕のは適当にやっていただいて結構です」なんて、客の立場を離れて変な気遣いをしてしまいがちです、

しかし台湾人は容赦はありません。長蛇の列ができているときも、台湾人は自分の希望する味付けをどんどん要求してます。

どんくさい僕が店の老板(らおばん/オーナー社長)なら、耐え切れず早々に土下座して「すいませんそんなにたくさん覚え切れません」と謝ってしまうことでしょう。

台湾人恐るべし。

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台湾にも「歐吉桑(おじさん)」という言葉が存在する誰にしもいつの日か「おじさん」「おばさん」と呼ばれる日がいつか来ます。僕も年齢が41を超え、日本にいれば当然「おっさん」と呼ばれても仕方がありません。

しかし35歳くらいから台湾に移住したため、日本の子供に会う機会がほとんどなく、「おっさん」と呼ばれる洗礼はまだ受けていませんでした。

しかし、台湾で最近台湾人からの呼びかけで「自分がもうおじさんなんだ」と思わせる出来事が起こりました。

もう僕もシャチョーさんなんだ
ある日、台湾台北市内で弁当を買うために列に並んでいました。この付近はビジネス街であるため、ビジネスマンやOLで弁当屋は長蛇の列。弁当屋のおばさんは順番に前に並んでいる人から弁当の注文をとっていきます。

「帥哥(格好いいお兄さん)、どんな弁当買うの?」
「小姐(お姉さん)、なに買うの?」

そしてようやく僕の順番が来たとき、おばさんは言いました。
「後ろの老板(社長という意味)、老板は何買うの?」

僕より前に10人くらい並んでいたのですが、男性はみんな帥哥、女性はみんな小姐と呼んでいたのに、なんで僕だけ老板なんだ!?

思わず繁華街でアジア系のポン引きに「シャチョーさん、ヤスイヨ」なんて声をかけられている風景を思い出しました。

ああ、僕ももうあの「シャチョーさん」と同じなんだと、がっかりしてしまいました。せめて先生と呼んで欲しかった。

日本語のおじさん・おばさんほど楽な単語は無い
日本語では中年男性を一括して、おじさんまたはおっさんと呼びます。これほど便利な呼称はありません。でも中国語の場合、親戚のおじさんを呼ぶときは自分とその人の関係で呼称が変わります。

例えば母方のおじさんは舅舅、父方は叔叔。これでさらに一番上のおじさんだと大叔叔、二番目は二叔叔、三番目は三叔叔とかになります。台湾の義父や義母の兄弟姉妹が非常に多く、顔と呼称を一致して覚えるのが本当に一苦労でした。

また意外にも中国語ではなく、台湾のローカル言語である台湾語には日本語のおじさんにあたる「歐吉桑」という言葉があります。発音も日本語のおじさんとほぼ同じ。でもまだ幸いにも台湾の子供に「歐吉桑」とは言われていません。

もう朋友と呼ばれる日はないのか?
20数年前、まだ僕が学生で中国でバックパッカーをしていたころ、至るところで「おい、朋友」と呼ばれました。

「おい朋友、これは安いぞ、買え」「おい朋友、俺のタクシーに乗れ」「おい朋友、マネーチェンジだ」。

今会ったばかりで何が朋友だ!なんて言ってもお構いなし。

あれからもう中国に渡る機会はまったくありません。もしかすると、今はもう中国にいってもやはり老板と呼ばれるのでしょうか?今なら朋友と呼んでくれる方が大変ありがたいのですが。

普通の台湾ガイドブックに飽き足りた方におススメ
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台湾の老板はお茶が好き?
先日会社のボスである台湾人の董事長と、台湾中部南部へ出張に行く機会がありました。台湾中南部への出張は、台湾で働き始めてからはじめてだったので見たものすべてが新鮮でした。そのときの出来事を書いてみます。

台湾中南部は台湾語の世界
訪問先はすべて中小企業で、毎回オーナー社長と社長夫人が出迎えてくれました。

台湾の中南部では中国語ではなく台湾語の世界。ですから中国語しかわからない僕にはうちのボスと相手側の話の内容がまったくわかりません。それでいてたまにボスから「メモをしろ」といわれるのですが、それは土台無理。

たまに相手が気を使って国語(中国語)で話をしてくれるのですがが、話がすすむとすぐに台湾語に戻ってしまいます。

タバコやビンラン、お茶攻勢
先方の社長と対座して座っていると、せわしなく社長自らお茶をついでいただけます。そのせいか僕といいボスといい、相手の社長もひっきりなしにトイレにいくことになります。

なかにはタバコやビンランを勧めて来る場合もあると聞きますが、今回は事前にボスが好まないことを知っているので勧められることはありませんでした。しかし、当の社長本人は我慢できないせいか、ひっきりなしにタバコやビンランを口にしていました。

ビジネスは数字ビジネスは数字
わからないなりに一生懸命みんなの台湾語の会話をきいていると、よくでてくるのが数字。どんな雑談でも必ず出てきます。話の流れから、どうも相手の社長やうちの会社の取り扱っている商品の値段、出荷量、他の会社の取扱商品の値段などのようです。

入社時にボスから「ビジネスは数字がすべて」みたいな説教を受けました。そのときは「数字=ノルマ、成績」のような嫌な印象しか残りませんでした。

しかしこうした商談の場での「数字」は、相手に具体的なイメージを伝えるなんとも便利な「コミュニケーションツール」なんだなと感じました。 

また話の流れから、先方が他人の名刺を持ってきて、新たなビジネスにつながる人脈を教えていただくこともありました。ビジネスとはこういうことなんだなと大変勉強になりました。

台湾で働いているのだなと余韻にふけているのもつかの間、帰りの新幹線でしっかりボスからその日の出張レポートをまとめるよう宿題をいただきました。さすがにこのボスの下では「出張=物見遊山」とはいかないようです。
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