台湾基隆市になぜ岡山県人が住んでいるのか?

私は岡山県倉敷市出身で、2007年3月に岡山を離れ台湾の北東にある港町、基隆市に住んでいます。 台湾でのサラリーマン生活で感じた個人的な感想をブログで書かせていただいています。

Tag:就職

台湾の労働保険に家族死亡給付がある
台湾にも日本同様、労働保険(台湾では労工保険)があります。従業員5人以上の会社では全員強制加入です。外国人も同様です。

今回父を亡くした際、この労工保険に「家族死亡給付」があることを知りました。

受給の詳細は下記の通り(2020年8月現在)
1.被保険者の父母、配偶者又は子供が死亡した場合
2.給付額:家族が亡くなった月から数えて半年の被保険者の平均給与
(1)父母または配偶者が死亡:3ヶ月
(2)12歳以上の子供が死亡:2.5ヶ月
(3)12歳未満の子供が死亡:1.5ヶ月

台湾で働いている方で同様な境遇にあった方は、是非私の申請までの状況をご参考ください。

1.会社の人事部にて
事前に人事部に「家族死亡給付」申請をする旨伝え、最新の情報(必要書類など)を確認してもらってください。あわせて申請の用紙も取り寄せも依頼してください。

私の場合
1.「戸籍謄本」とその中国語訳(共に要認証)
2.「死亡診断書」とその中国語訳(共に要認証)
3.居留書のコピー
4.給付金を入金する銀行通帳コピー
をそろえるよう言われました。

2.日本で必要な手続き
まず故人の「死亡診断書」と故人との関係がわかる「戸籍謄本」を入手するところから始めます。

死亡診断書はコピーでも構いません。入手後、それら書類とそのコピーを1部ずつつけて、最寄の日本の台湾出先機関に認証をもらいます。

実家は岡山県なので、私は台北駐大阪経済文化弁事処でお願いしました。各弁事処には管轄があるので、事前によく確認をしてください。

手続きは郵送でも対応していただけます。もちろん電話等で先方に事前了承をもらう必要があると思います。ホームページはこちら。

私は現金書留で書類と費用を一緒に送付しました。返信は先方が着払いで送ってきます。

3.台湾で必要な手続き
台湾では「戸籍謄本」と「死亡診断書」の中国語訳に公証人認証をしてもらうことが必要です。翻訳はプロに依頼してもいいのですが、私は台湾人の嫁にお願いしました。

公証人は日本語がわかる人を探す必要があります。役に立ったサイトは以下の通り。サイト内検索で”日文”と入れると早く見つかります。


まず公証人に連絡をいれ、翻訳文と「戸籍謄本」「死亡診断書」の原本をSCANしてメールします。内容を先に見てもらい、修正が必要か確認してもらいます。

そしてOKになった翻訳文及び各原本と居留書をもって公証人を訪問します。即日交付が可能です。

以上が私の経験ですが、お役に立てば幸いです。
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台湾では日本の「あ・うん」は通じない
台湾に住む日本人が感じる台湾人とのコミュニケーションギャップについて、私なりに感じたことを書いてみます(ただしこれが全ての台湾人にあてはまるわけではありません)。

1.「さっき説明したような感じで、残りもよろしく」が通じない
例えば1から10までの過程がある仕事を台湾の方に説明しようとします。1,2,3くらいまで説明して、時間の関係上「あとは同じように続けてやってください」と説明を省略してあとを任せます。その結果どうかというと「1,2,3」しかやっていないケースによく遭遇します。

なぜそこでやめてしまうのかを尋ねると、「そこまでしか聞いていない」というのです。

このとき僕は「1,2,3とくれば普通そのまま4,5,6・・・・とやるでしょう、普通は!」なんて思ったりしたものですが、よく考えればこれは独りよがりなのかもしれません。ここはやはり外国です。日本で働いたことが無い台湾人に日本の「あ・うん」を求めても土台無理な話です。

2.こっちの方がいいと思ったのでそうしました
ここは台湾、怒っても仕方が無い先ほどの「1から10までの過程がある仕事」を例に例えると、今度は「1,2,3」だけではなく、「1,2,3,&,*,#,!・・・・・」と来て、出来上がったものは「?」というケースに遭遇したこともありました。

このケース、実は先ほどと違い「1から10まで」ひととおり説明をしていたのです。しかし当事者の台湾人にきくと、なんと「こうした方(自分の考え)が良いと思ったのでそうしました」なんて言われる始末。

僕が「1から10」とお願いするには諸事情もあるわけでして、独断で「?」という結果をもってこられても非常にまずいのです。

もしそういう意見があるのなら始める前に相談をしてくれれば、その方の考えも組み入れることもできたのに、これではまったく意味がありません。

3.結果オーライ
似た事例で、結果は期待した「10」にかなり近いようなのですが、途中経過が「1,2,3,4,^,&,#,10」という全くの我流が混入しているケースもありました。

なぜ我流でするの?なんて聞くと、最終成果物が期待されているものと差不多(ほとんど同じ)だからいいではないかとみなさん不満げです。

しかし例えば顧客から手順を指定されている場合、成果物同様、手順も差不多(ほとんど同じ)、いやいや同じでなければまずいんです。

差不多の成果物に問題があった場合、往々にして日本からその手順までさかのぼって聞かれることになります。成果物も問題あり、手順も指定した通りでもなければ、例え問題の所在がそこになくとも、日本の顧客からの信用は丸崩れです。

「ばれないよ」「そんなに忠実にしなくても大丈夫だよ」なんて台湾の同僚にささやかれて、僕も彼らに流されてしまいそうになるのですが、なにかあると一番矢表にたってしまうのでそうは問屋がおろしません。

台湾就職で求められることとは
頑張れ台湾就職
台湾で仕事をするにあっては、当然台湾の流儀を守らなければなりません。しかし僕も台湾に来たころは日本のやり方と違うことで戸惑ってしまい、腹が立つことも多かったです。

しかしそれでは全く仕事を前にすすめることはできません。日本側の求める成果と台湾のやり方をいかに結びつけるか、これが台湾で働く日本人に求められているポイントではないかと思います。

いくら素晴らしい技術や、語学力があっても、台湾人の同僚の助けがなければ仕事になりませんから。 

また逆にこうした日本人の感じるギャップを理解し、フォローできる台湾人こそ、台湾にゴマンといる「日本語ができる」他の求職者との差別化につながるのではないかと思ったりしています。

台湾で働こうかとお考えのあなたに


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台湾のヘッドハンターとは?台湾人の嫁の友達の関係で、ヘッドハンターの方と知り合う機会がありました。なにやら日本人求人があり、台湾で働く日本人を探しているというのです。

あわよくば何かのはずみで高給の仕事にめぐり合えるかもしれないと嫁もけしかけるので、半分期待と半分好奇心でこのヘッドハンターと連絡を取り、オフィスに訪ねることにしました。 

実際のヘッドハンターとは?
事前に履歴書をメールで送ったのですが、それからの面談の時間を相談するメールは英語のやりとりばかり。

さぞや欧米かえりの切れ者が待ち受けているのだろう、僕のような41歳のくたびれたダメリーマンがオフィスの戸をたたいても、監視カメラでチェックが入り、居留守でも使われるかもしれない・・・・・・・。

オフィス訪問すると、コンタクトをとってきたピーターさん(仮称)が人なつこい笑顔で出てこられました。年は50過ぎ。意外にも服装は台湾のこら辺にいるおじさんそのもので、オフィスのインテリアもそう高級そうではありません。私のヘッドハンターに対するイメージは若干調整を強いられることになりました。

やはり厳しい ヘッドハンター
しかし面談は本当に大変でした。中国語面談なので、中国語そのものがあまり得意ではない僕にはかなりしんどい。しかもピーターさんの中国語も英語交じりなので、英語にも不慣れな僕には二重の苦しみ。

質問も過去の仕事の内容ばかりではなく、考え方とかいった抽象的なところまで聞かれました。たとえ日本語であってもしんどい。スーツにアイロンかける暇があったら面接トレーニングでもしておけばよかったです。

台湾のヘッドハンティングについて
一通りの面談がおわったところで、このピーターさんに現在の台湾のヘッドハンティング業についていろいろお話を伺ってみました。

台湾では内部の人材に長期的に投資をして育てることはなかなか難しいようです。なぜなら人材の流動が激しく、いつやめるかわからない人材に時間や費用をかけていられないからです。

となると足りない人材は外から補強することになります。時代のスピードがこれだけ速い現在、求められる人材像の変化も激しく、いちいち自社でまかなうのも大変。だから狭い台湾に300ものハンティング会社がひしめくことにもなったようです。

台湾就職はコネクション
それではハンターはどうやって人材の需要と供給のニーズを探し当てるのでしょうか?ピーターさんの話によればすべて「コネクション」なのだそうです。会社の人事部に営業にいったりするわけではないのです。

そういわれると確かに台湾系の会社は求人に際して、ネットの人力銀行等も使うようですが、社員の身内や友達といったコネクションからツテをたどっていくケースも多いと聞きます。ハンターも会社の人事部の面々、果ては会社の幹部、社長に至るまでコネクションを張り巡らせてビジネスの機会をうかがっているのです。

これだけ人材の流動性が高い台湾では、より信頼できるヒトからの紹介のほうがあてにできるということなのでしょう。

だから台湾で就職を考えるのであれば、よりたくさんの台湾人の知り合いを増やすことが成功への足がかりかもしれません。台湾でフェイスブックが流行するのもこれが一因なのかなと感じたりしました。 
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104、1111、123、512・・・これがなんだかわかりますか?きっと台湾通のあなたなら、こんな数字の羅列だけ見てピンと来るはず。

そうこれらはすべて台湾にあるインターネット系人材会社の名前。台湾ではこうしたネットを使った人材紹介会社の利用がかなり普及しているようです。

台湾でお仕事を探している日本人の方もこれらサービスの利用をしたことがある、もしくはしようとおもったことがあるヒトが多いはず。でもこれを使って仕事ではなく、逆にヒト探しをしたことがあるヒトはそう多くないはず。

今回仕事で、台湾人社員を募集することになり、104人力銀行を使いました。人材側からではなく、企業からこうしたサービスを使った感想を書いてみたいと思います。

台湾最大手のネット系人材会社104の画面

1.履歴書の写真がプリクラ

登録者(人材)の履歴書を見て一番驚いたのは、履歴書写真のポーズ。

およそ日本人が使う写真とはかけ離れたポーズで堂々と登録する方がちらほら。なかにはプリクラの写真を流用したのかと思う方も。

その人らしさがでているといえばそのとおりなのですけど、多分まじめなポジションには不釣合いかと思われました。写真なしで登録しているのもちらほらあり、こちらもなんだか訳ありのように映りました。

とにかく、プリクラ写真だったり写真が無い場合は申し訳ないのですが、スルーさせていただいております。

2.転職が多い台湾人

履歴書をみると、やはりみなさん転職が多いです。当然こうしたサービスに登録するヒトは、転職したいヒトばかりだということは割り引いて考えなければなりませんが。

見た感じ、長くて3,4年、短い場合だと「先月入社したばかり」という方もいらっしゃいます。

さすがに数ヶ月で退職を繰り返すという方を上司に報告するのはやはり難しいです。なぜなら上司も台湾は転職が多いことはよく知っており、定着を最優先に考えているからです。ですので事情はよくわかりますが、そういった履歴書はスルーさせていただきました。
台湾でも転職は慎重に
3.アメリカやヨーロッパの大学院までいったヒトが多い

職種にもよると思うのですが、大学院で博士号まで取った人の履歴書もちらひらお見受けします。なかにはアメリカやヨーロッパの大学院までいったというかたもいらっしゃいました。

どんなヒトなんだろうと思って自己紹介欄をみると決まって英語で書かれていて、僕のような凡人には当然読めません。

多分これが読めるくらいの担当者がいる会社にいきたいのだなと思いながらスルーしています。やはり中国語で書いていないと敬遠してしまいます。

4.希望給与がとんでもなく多く書く人がいる
3.でも紹介したようなヒトも含めて、希望給与をとんでもない額で書いているヒトが目に付くのも驚きです。

行政院労工(労働者)委員会が2013年6月5日に発表した統計によると、台湾の初任給は大卒で26,722元(日本円で約8万円)だそうです。

なのに、彼らが記載する希望給与は6万-8万元(日本で約18万-24万円)、なかには10万(同約30万円)とかそれはそれは恐れ多いことこの上ありません。

となると、この人たちは希望給与の3倍くらいは稼ぐ自信はあるのだろう、と思ったりします。当然僕の会社ではそんなヒトが働く職場はなく、スルーしています。

5.個人の携帯電話番号、メールアドレスがまるわかり

このネット人材サービスは、企業側と人材側に仲介者があるわけではないので、企業側は履歴書にある電話番号やメールアドレスをたどって、本人と連絡をとります。

だから履歴書には携帯番号やメールアドレスがまるわかり。悪意ある人間ならこれを悪用しようなんて考える余地が十分にあります。

しかし台湾でも個人情報保護法のようなものが施行され、個人情報漏洩となると企業にとんでもないくらいの罰金が科せられると聞きます。

人材会社側もなんどもそうした行為は処罰の対象になる旨表示がたびたび出てきます。でも、正直その気になればなんでもできそうな気がしますけど。

6. どの人材が会社情報を見に来たかわかる

日本でももうそういう機能はあるかと思うのですが、企業からも人材側からもどんなヒトがお互いの資料を見に来たかわかるようです。企業にしてみれば、どのヒトがうちの会社に興味があるのかがわかるし、人材側もその逆で然り。これをお見合いサイトで採用してみたらどうかと考えてみたりしました。

7.私は時間を守ります!宣言

すこし笑ってしまったこの機能。面接の時間は絶対守ります、なんて宣言を履歴書でマークすることができる模様。

でもこれ、常識でしょうなんて考えてはいけない。こうしたネット系人材サービスを利用して人材募集をすると、一般の人材会社と違い、間に実質的なフィルターがかかっていないため、有象無象のとんでもない方がくる可能性が非常に高いのです。

例えば日本語を話せる営業を募集して、日本語がまったく話せないヒトが応募してくることが多数あります。事前に電話でチェックしたりしないと、いざ面接の段でとんでもないことが起こります。

話は脱線しましたが、「時間を守るマーク」なんて自称ゆえ、企業側でも気休めにしかなりませんが、実は企業側の機能にも「この人材、時間守らず」なんていうチェック欄があったりします。

これから仕事を探すみなさんのため少しでもお役に立てばと思っております。 


アジアで働くことに興味をお持ちのあなたに
 
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風水世家   Google 検索
台湾の人気テレビドラマに「風水世家(風水ファミリー)」という番組があります。平日毎日夜8時から2時間30分程度放映されています。

内容は親戚同士の仲たがいに風水師が絡んでいくもので、不倫、殺人、破産などなんでもありのドラマで、同時間帯では最高の視聴率を誇っているようです。

こんなに極端ではありませんが、台湾で生活していると、家の内部の配置から子供の命名、出産、会社設立などなど風水や占いが割りと幅を利かせていることに出くわすこともあります(例えば龍年(辰年)の出産ラッシュなど)。

台湾就職と干支?
実は台湾就職、とりわけ台湾系企業での就職でもこうした例があるようです。

台湾系会社に勤める人事担当の方から聞いた話です。その会社で日本語対応が可能な台湾人女性を探すことになり、応募してきた方を面接することになりました。

その部署は社長婦人が管轄するところで、事前に面接内容について打ち合わせにいくと驚くべきことがわかりました。

なんと質問必須項目のいの一番に、被面接者の「干支・星座・血液型」が挙げられているのです。

その理由を尋ねると、社長婦人は自身や社長と相性が合うことを重視しているからだというのです。なので面接中もこの項目を飛ばして、先に会社や仕事の説明をしようものなら、同席する社長婦人の機嫌がかなり悪くなるようです。だからその部署に限って言えば、とある特定の干支や星座、血液型の社員は少ないとのこと。

その結果どうかというと、現場のニーズと能力のミスマッチが多く、やはり社員の離職率は相変わらず高いようです。

そんな極端な例が他社でもあるとは思えませんが、台湾人の嫁に聞くと、程度はほどはあれ、結構聞く話のようです。

もし面接で「干支(えと)」とかの話がでてきたら、入社後も風水や占いがまかり通るような会社なんだと思ってもいいようです。


それでも台湾で就職したい人のための参考書籍
 
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